遺影とは何か、その重要な役割

遺影とは、お通夜や葬儀の際に祭壇に飾る故人の写真のことです。参列者が故人を偲び、最後のお別れをする大切な場面で中心的な役割を果たします。葬儀後も自宅の仏壇の近くや仏間に飾られ、日々故人を思い出すよりどころとなります。
遺影に宗教的な意味合いはないため、写真の代わりに肖像画を飾ったり、場合によっては遺影を準備しなかったりしても問題ありません。しかし多くの方にとって、遺影は故人との思い出を振り返る大切なものです。だからこそ、どのような写真を選ぶかは重要な決断となります。
近年では、終活の一環として生前にご自身で遺影を準備される方が増えています。亡くなってから慌てて写真を選ぶのではなく、元気なうちに納得のいく一枚を用意しておくことで、ご家族の負担を減らすこともできます。
本記事では、遺影にふさわしい写真の選び方から、飾り方、生前準備の方法まで、遺影に関する知識を網羅的に解説します。これから遺影を選ぶ方、生前に準備を考えている方の参考になれば幸いです。
遺影写真を選ぶ7つのポイント

遺影写真を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。厳密なルールはありませんが、以下の7つの観点を確認することで、故人らしさが伝わる素敵な遺影を準備することができます。
1. 故人らしさが伝わる表情か
遺影で最も大切なのは、故人の人柄や雰囲気が伝わる写真であることです。穏やかで優しい性格の方なら笑顔の写真を、真面目で実直な方ならキリッと引き締まった表情の写真を選ぶと、遺影を見たときに故人らしさを感じることができます。
かつては遺影といえば真顔や硬い表情が一般的でしたが、現代では自然な笑顔の写真も広く受け入れられています。口元が少し開いている笑顔でも問題ありません。故人が生前どのような表情をしていたか、周囲の人がどのように故人を記憶しているかを考えて選びましょう。
ただし、遺族と参列者で故人への印象が異なる場合もあります。例えば会社では厳格な上司だったものの、家族にとっては孫に甘いおじいちゃんだったというケースです。参列者の人数や故人との関係性も考慮すべきですが、最終的には遺族がよいと思う写真を選ぶことが大切です。
2. 撮影時期は適切か(1〜5年以内)
遺影には、亡くなる1年から5年以内に撮影された写真を選ぶのが一般的です。故人が元気だったころの姿を偲べるよう、なるべく直近で、周囲が見慣れていた時期の写真が理想的です。
ただし、亡くなる直前や闘病中などの写真を無理に選ぶ必要はありません。入院生活が長かった場合や、晩年は体調が優れなかった場合は、もう少し前の元気な時期の写真を選んでも構いません。故人が健やかで生き生きとしていた姿を遺影にする方が、参列者にとっても故人を偲びやすくなります。
また、ご年配の方が亡くなった際に、あまり若いころの写真を遺影にすると違和感が生じることがあります。若いころの写真を飾りたい場合は、メモリアルコーナーを設けたり、複数の写真をモニターで表示したりする方法もあります。葬儀の形式や設備によって対応が異なるため、詳しくは葬儀社の担当者に相談してみてください。
3. ピントと解像度は十分か
遺影には、ピントがしっかり合っていて、解像度が十分に高い写真を選びましょう。最近のスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真であれば、200万画素以上が一般的なので問題ありませんが、古い写真やプリクラなどは解像度が低い可能性があります。
ピントがズレていたり解像度が低かったりすると、写真を四つ切りサイズやA4サイズに引き伸ばした際にぼやけた印象になってしまいます。背景や服装は後から加工できますが、ピントのズレは修正が困難です。写真選びに迷ったときは、ピントと画素数を優先して選ぶことをおすすめします。
プリクラは画素数が小さく、また顔が自動で加工されることが多いため、遺影には適していません。できるだけ加工されていない自然な雰囲気の写真を選ぶようにしましょう。
4. 背景に人や物が写っていないか
遺影は、背景に無関係な人や不要な物が写り込んでいない写真が理想的です。他の人物との写真や集合写真から故人だけを切り抜くと、不自然な仕上がりになる可能性があります。できるだけ故人一人が大きく写っている写真を選びましょう。
ただし、近年の画像加工技術は進歩しているため、背景の人物や物を消去したり、背景を単色やグラデーションに変更したりすることも可能です。背景を思い出の風景に差し替えたり、複数人写っている写真から故人だけを抜き出したりすることもできます。
遺影に使いたい写真があるなら、写真館や葬儀社に相談してみるとよいでしょう。色褪せの修正など高度な技術が必要な修正には別途料金が発生する場合があるので、事前に確認しておくと安心です。
遺影でよく選ばれる背景色は、モノトーン系やブルー系です。特にブルーやグレーは日本人の肌の色と相性がよく好まれます。暗めのグレーよりも、ブルーの方が明るい印象になると人気です。肌や洋服と背景を同系色にすると、顔だけが浮いたように見えることがあるので注意が必要です。
5. 服装は故人らしいか
遺影というとスーツや着物など、かしこまった服装のイメージがあるかもしれません。しかし近年の遺影では、故人らしい服装であれば、必ずしもフォーマルにこだわる必要はありません。「あの洋服を気に入っていた」「あの色が好きだった」など、故人を思い起こすきっかけになる服装の写真を選ぶ方が増えています。
釣りやゴルフ、ガーデニングなど、趣味に合わせた服装の写真を選んで故人らしさを表現するのもよいでしょう。ただし、入院中でパジャマを着用していたり、夏場で薄着すぎたりする場合は、服装を修正した方がよいケースもあります。
普段の写真を葬儀にふさわしい服装に加工できる場合もあります。服装の加工や修正については、写真館や葬儀社に相談してみてください。
6. カメラ目線かどうか
遺影は、故人がカメラ目線で写っている写真が最適です。葬儀では遺族や参列者が一人一人遺影を見ながらお別れをします。故人の目を見つめて対話しているような気持ちになれるよう、カメラ目線の写真が望ましいでしょう。
ただし、ちょうどよいカメラ目線の写真がない場合は、目線にこだわりすぎず「故人らしさ」を重視して選ぶことも大切です。横顔や少し視線がずれている写真でも、その人らしさが伝わる表情であれば問題ありません。
7. 写真の加工・修正の可能性を確認する
選んだ写真が完璧でなくても、現代の技術であればさまざまな加工や修正が可能です。背景の変更、服装の修正、色褪せの補正、写り込んだ人物の消去など、写真館や葬儀社に依頼すれば対応してもらえます。
ただし、ピントのズレや極端に低い解像度の写真は修正が困難です。また、高度な加工には追加料金が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。お気に入りの写真があれば、一度プロに相談してみることをおすすめします。
遺影のサイズとフレームの選び方

遺影を準備する際には、写真のサイズとフレーム(額縁)の選択も重要です。葬儀の際には祭壇用と焼香台用の2種類を用意するのが一般的です。
祭壇用と焼香台用のサイズ
祭壇用の遺影は、葬儀の際に祭壇中央に飾るため、後方の席からでも故人の顔がはっきり見えるよう、大きめのサイズにする必要があります。一般的には四つ切りサイズ(縦305mm×横254mm)かA4サイズ(縦297mm×横210mm)が選ばれます。
焼香台用は、お焼香用の香炉や抹香を配置する台に飾るため、小さめのサイズが適しています。L判サイズ(縦127mm×横89mm)、小キャビネサイズ(縦165mm×横120mm)、2Lサイズ(縦178mm×横127mm)などが一般的です。葬儀後は、この焼香台用の遺影をそのまま自宅に飾ることができます。
遺影に使う写真は、故人の顔が10円玉サイズ以上であれば、引き伸ばしてもきれいに仕上がります。画素数やピントだけでなく、元のサイズにも注意しましょう。
フレーム(額縁)の種類と選び方
以前は遺影のフレームといえば黒の漆塗りが定番でしたが、現代ではさまざまな色や素材のフレームが選ばれています。本来、フレームの選び方に決まりやマナーはありません。
近年では、黒の漆塗りの額縁だと葬儀全体が冷たい印象になったり、子どもが怖がったりするという理由から、違う色や素材のフレームを選ぶ方も増えています。葬儀社や業者もさまざまなフレームを用意しており、パステル調のカラフルなもの、木目調のナチュラルなもの、高級感のある装飾が施されたものなど、種類が豊富です。
故人の雰囲気や趣味、好みに合わせてフレームを選んであげるとよいでしょう。柔らかい印象の方にはナチュラルテイストのフレームを、上品な方には高級感のある額縁を選ぶなど、故人らしさを表現できます。
生前に遺影を準備する方法

近年、終活の一環として生前にご自身で遺影を準備する方が増えています。元気なうちに納得のいく一枚を用意しておくことで、ご家族の負担を減らせるだけでなく、自分らしい遺影を残すことができます。
生前準備のメリット
生前に遺影を準備する最大のメリットは、自分で写真を選べることです。亡くなってから遺族が慌てて写真を探すのではなく、時間をかけて納得のいく一枚を選んだり、新たに撮影したりできます。
また、遺族の負担を減らせることも大きなメリットです。葬儀前は死亡届の提出や葬儀社との打ち合わせ、親族への連絡など、多くの手続きや準備が必要になります。遺影を事前に準備しておくことで、遺族はその分他のことに集中できます。
さらに、生前に撮影した遺影は、単なる葬儀用の写真ではなく、記念写真としての意味も持ちます。人生の節目を写真に残すことで、ご自身やご家族にとって大切な思い出となるでしょう。
写真館・専門業者での撮影
生前に遺影を準備するなら、フォトスタジオや写真館、専門業者に依頼して撮影するのがおすすめです。プロのカメラマンに撮影してもらうため、高品質で美しい写真を用意できます。
業者によってサービス内容は異なりますが、衣装のレンタルから髪のセット、メイクまで任せられることも多くあります。プロの目線でアドバイスをもらいながら、好きなポーズを取れるのもメリットです。さらに画像の加工もしてもらえるので、納得のいく一枚が準備できるはずです。
撮影にかかる料金は、一般的に5,000円から3万円程度です。衣装やヘアメイクが含まれるプランもあれば、別途料金が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
また、葬儀社のなかには撮影会イベントを行っているところもあります。こうしたイベントでは、プロのカメラマンが撮影した写真を無料でもらえることもあります。終活を検討しているなら、こうした催しを上手に活用して、同時に葬儀の事前相談をしてみるのもひとつの方法です。
シニア専門撮影サービスの活用例
生前に記念写真として遺影を準備する選択肢として、シニア世代向けの撮影サービスを利用する方法もあります。
例えば、60代・70代・80代のための撮影サービス「ロクナナハチ(678)」では、プロのヘアメイクと撮影技術で、記念日の写真として生前に撮影することができます。全国の写真館で利用可能なシニア撮影専門サービスで、累計利用者数は12,000人を超えています(2025年7月現在)。
このようなシニア専門の撮影サービスでは、「遺影」という重い言葉ではなく、「記念撮影」や「変身体験」として前向きに捉えることができます。ヘアメイク、撮影技術、変身体験と記念日をテーマにしており、人生の大切な節目を素敵な写真として残せます。万が一の時にも使える写真を準備できるため、終活の一環としても活用されています。
既存の写真を加工する
遺影に使いたいお気に入りの写真がすでにある場合は、それを加工して準備する方法もあります。写真館や専門業者に依頼してもよいですし、パソコンやスマートフォンを使ってご自身で加工することも可能です。
既存の写真を加工する場合、フォトスタジオで新しく撮影するより料金を抑えられるのがメリットです。加工代は一般的に5,000円から7,000円程度です。好みの背景やデザインを選べますし、納得のいく遺影に仕上げることができるでしょう。
写真加工用のソフトやアプリを利用すれば、自宅で手軽に写真を修正できます。ただし、高度な加工が必要な場合は、やはりプロに依頼した方が自然で美しい仕上がりになります。
納得いく遺影にするための日常の工夫
生前準備に加えて、日ごろから写真を積極的に撮っておくことも大切です。家族や友人と撮影した写真には、自然な表情が写っているはずです。旅行や食事会、趣味の集まりなど、イベントの際には積極的に写真を残すようにしておきましょう。
また、撮影した写真を家族や友人と共有しておくことも重要です。手元に写真がなければ遺影として利用できません。日ごろから写真をシェアすることで、コミュニケーションにも役立ちます。
遺影に利用しなくても、残された写真は遺族にとって大切な思い出になります。葬儀の後、遺品を整理したときに「故人とのツーショット写真がない」と後悔する方は少なくありません。写真を撮られたり一緒に写ったりするのが気恥ずかしい方もいるかもしれませんが、元気な間にできるだけ思い出を残しておくことをおすすめします。
遺影の飾り方と期間

遺影の飾り方にもいくつかのルールや慣習があります。飾る場所や方角、期間などについて確認しておきましょう。
後飾り祭壇から仏間へ
遺影は、葬儀が終わったあと、遺骨と一緒に後飾り祭壇に飾られます。後飾り祭壇とは、火葬から四十九日の間、遺骨を祀るための祭壇です。ご自宅に仏壇がある場合は仏壇の前へ配置し、仏壇がない場合は弔問客がお参りできるスペースに配置されます。
納骨が終わると後飾り祭壇を片付けるため、四十九日後は遺影を仏壇の近くや仏間に飾ることが多くなります。床の間に飾ったり、フックをつけて壁掛けにしたりしているご自宅をよく見かけます。
仏間がない場合はリビングや和室など、遺影が自然と目に入る場所に置くのがおすすめです。故人を思い出しやすく、日々手を合わせやすい場所を選びましょう。
飾る場所と方角
遺影を飾る方角(向き)に決まりはありませんが、東向きや南向きがよいとされています。これは風水の考え方に基づくもので、東は太陽が昇る方角、南は明るく温かい方角とされているためです。
ただし、直射日光が当たる場所に遺影を飾ると、写真が日焼けして色褪せてしまう可能性があります。方角にこだわりすぎず、直射日光を避けられる場所を選ぶことも大切です。
また、仏式の仏壇には、ご本尊が飾られています。仏壇は仏の住む清らかな彼岸の世界を表す場所であるため、仏壇の中に遺影を入れたり、仏壇の上に置いたりするのは失礼にあたるとされています。遺影は仏壇の横や近くに飾るようにしましょう。
宗教による期間の違い
遺影を飾る期間は、故人や喪家の宗教によって変わります。仏式であれば、故人が亡くなってから四十九日までの間、遺影を後飾り祭壇に飾るのが一般的です。四十九日法要を終えたあとは、仏壇の近くや仏間に移します。
神道では、故人が霊から守護神へと変わる五十日祭(逝去後50日目)まで遺影を飾ります。キリスト教はさらに宗派によって日数が分かれ、カトリックは死後3日、7日、30日目の追悼ミサまで、プロテスタントは死後1か月後の召天記念日の記念式まで遺影を飾ります。
ただし、これらはあくまで一般的な目安です。遺影に宗教的な意味合いはないため、飾る期間は各家庭の判断に委ねられています。初盆や法事などで遺影を使う場合は、保管しておくとよいでしょう。
葬儀後の遺影の保管・処分方法

遺影には宗教的な意味合いがないため、基本的に処分の仕方は自由です。遺影に敬意を持つことは大切ですが、位牌や仏具のように特別な取り扱いをする必要はありません。葬儀後の遺影をどうすればよいか、いくつかの方法を紹介します。
リサイズして保管する
遺影の置き場所に悩むのであれば、写真のサイズを小さくして保管する方法があります。核家族の多い現代では、仏間やスペースがなく、大きな遺影を飾るのが難しい家庭が増えています。
遺影を小さくリサイズすれば、飾る場所の選択肢が広がりますし、手元にしまっておくことも可能です。写真館や葬儀社に依頼すれば、適切なサイズに加工してもらえます。
データ化して保管する
遺影をデータ化して、パソコンやスマートフォンで保存する方法も考えられます。場所や時間を選ばず、故人の姿を眺められるのが利点です。またデジタルフォトフレームを使って、複数の写真をスライドショーのように表示するのもよいでしょう。
データ化すれば、日焼けや破損、劣化などの心配がありません。あまり一般的ではないと感じるかもしれませんが、故人に対する敬意を忘れなければ、生活や時代に合わせた保管方法を選んで問題ありません。
供養・お焚き上げを依頼する
遺影を飾るのが困難になった場合、お寺や神社で供養してもらう方法もあります。供養を依頼すると、僧侶の読経や祈祷で遺影を清めたあと、お焚き上げしてもらえます。ある程度の費用はかかりますが、余計な心配がなく、気分的にもすっきりできるでしょう。
お寺に依頼する場合、必ずしも菩提寺を選ぶ必要はありません。インターネットで検索したり、葬儀社に相談したりして、ふさわしいお寺を探してみてください。
遺影の処分は、必ず神社やお寺に依頼しなくても問題ありません。処分する人の気持ちが重要になるため、自宅の庭で祈りながら焼却することも可能です。自分にとって一番後悔や心配が残らない方法を選ぶのが大切です。
葬儀社に依頼する
葬儀社によっては、葬儀後に遺影を引き取ってくれます。遺影は四十九日法要まで飾るのが一般的なため、忌明けのタイミングで声をかけてくれる葬儀社もあります。処分に関わる費用は葬儀社ごとに違うため、葬儀を依頼する際に確認しておくとよいでしょう。
ただし葬儀から一定期間経過していて、遺影の処分だけを依頼するとなると、受け入れてくれない葬儀社が多いかもしれません。まずは葬儀を依頼した葬儀社へ相談してみてください。
自治体のルールに従って処分する
遺影は、自治体のルールに従えば、通常のゴミとして処分しても問題ありません。写真は可燃ゴミ、フレームは不燃ゴミに分別されることが多いですが、念のためお住まいの地域のルールを確認して処分してください。
そのままゴミとして出すのに抵抗がある場合は、写真にお祈りしたり塩をまいたり白い紙で包んだり、お清めをしてから処分するとよいでしょう。また、勝手に遺影を捨てるとトラブルになる可能性があるため、家族や親族に相談しておくのが無難です。
遺影に関する注意点とタブー

遺影の選び方や飾り方について解説してきましたが、いくつか注意すべき点やタブーとされていることがあります。
仏壇の中や上に飾らない
前述の通り、仏壇は仏様の住む清らかな彼岸の世界を表す場所です。仏壇の中に遺影を入れたり、仏様のいる仏壇の上に置いたりするのは、失礼にあたるとされているため避けましょう。遺影は仏壇の横や近くに飾るようにしてください。
遺影をしっかり固定する
きちんと固定されていないと、ふとした瞬間や地震で遺影が落下する可能性があります。フレームが破損したり写真が傷ついたりするかもしれないため、遺影はしっかり固定するようにしてください。
床の間や棚に置く場合は、耐震マットなどを使って固定すると安心です。壁掛けにする場合は、適切なフックや金具を使い、しっかりと壁に取り付けましょう。
背景に人や物が写り込んでいないか確認する
写真を選ぶポイントでも触れましたが、遺影の背景に余分な物や人が写っていないかは必ず確認してください。他人や遺影にふさわしくない背景が写っていると使用できません。念には念を入れて確認しておいた方が安心です。
近年は画像加工技術が発達しているため、多少の写り込みであれば修正できる可能性があります。気になる写真がある場合は、写真館や葬儀社に相談してみましょう。
まとめ
遺影は、お通夜や葬儀で故人を偲ぶための大切なものです。選び方に厳密なルールはありませんが、故人らしさが伝わる写真を選ぶことが最も重要です。撮影時期、ピントと解像度、背景、服装、カメラ目線など、7つのポイントを確認しながら、納得のいく一枚を選びましょう。
近年は終活の一環として、生前に遺影を準備する方が増えています。写真館や専門業者で撮影したり、既存の写真を加工したりする方法があります。例えばロクナナハチのようなシニア専門の撮影サービスを利用すれば、「変身体験」として楽しみながら、記念日の写真として生前に撮影することができます。万が一の時にも使える写真を準備できるため、ご家族の負担を減らすことにもつながります。
遺影の飾り方や保管方法、処分方法についても、各家庭の状況に合わせて柔軟に選択できます。故人を想う気持ちを大切にしながら、自分たちに合った方法を選びましょう。
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