目次

678編集部

この記事を書いている人

ロクナナハチ編集部

全国66店舗以上の写真館を掲載

ロクナナハチは、60代・70代・80代の方々のための、シニアフォト専門メディアです。遺影写真の生前撮影や、還暦・古希・喜寿・傘寿・米寿などの長寿祝いの記念撮影に関する情報を、全国の写真館・フォトスタジオと連携してお届けしています。「今の自分」を美しく残したい方、ご家族へのプレゼントをお考えの方に、最適な写真館選びから撮影準備まで、シニア世代の撮影に特化した情報を発信しています。

遺影写真をおしゃれに撮るなら「今の自分らしさ」を大切に

遺影写真という言葉を聞くと、少しかしこまった写真や、暗い雰囲気の写真を思い浮かべる方もいるかもしれません。

けれど最近は、生前遺影を「万が一のための写真」だけでなく、「今の自分らしい姿を残す写真」として撮影する方が増えています。好きな服を着て、自然な表情で、家族と一緒に撮る。そう考えると、遺影写真はもっと前向きで、おしゃれに残せる一枚になります。

おしゃれな遺影写真にするために大切なのは、流行の服を選ぶことではありません。本人の雰囲気に合っていること、顔まわりが明るく見えること、見た人が「その人らしい」と感じられることです。

この記事では、遺影写真をおしゃれに撮りたい方へ、服装・家族写真・小物・写真館で相談できることを、撮影前の準備としてわかりやすく整理します。

遺影写真をおしゃれに見せる準備の考え方

遺影写真をおしゃれに見せるためには、まず「何を残したいか」を考えることが大切です。

きちんとした印象を残したいのか、やさしい笑顔を残したいのか、趣味や好きな色が伝わる写真にしたいのか。目指す雰囲気によって、服装や背景、表情のつくり方は変わります。

たとえば、落ち着いた印象にしたい方は、無地のジャケットやブラウスを選ぶと整って見えます。明るくやわらかな印象にしたい方は、ベージュ、ピンク、ラベンダー、淡いブルーなど、顔まわりがやさしく見える色が合うこともあります。華やかさを出したい場合は、スカーフやブローチなどを一点だけ加えると、派手になりすぎず印象に残ります。

反対に、「遺影だからこうでなければならない」と考えすぎると、表情が硬くなってしまうことがあります。おしゃれな遺影写真は、特別な衣装を着ることよりも、本人が安心して写れることから生まれます。

服装は「特別感」よりも顔まわりが明るく見えることを意識する

遺影写真の服装は、礼服でなければならないわけではありません。

もちろん、きちんとした印象を残したい場合はジャケットや襟付きの服もよい選択です。ただ、普段まったく着ない服を選ぶと、写真を見たときに少しよそゆきすぎて見えることもあります。

おすすめは、普段の自分らしさを残しながら、写真映えするように少し整えることです。よく着ている色、家族から「似合う」と言われる色、顔色が明るく見える色を中心に選ぶと、自然で上品な印象になりやすくなります。

黒や濃紺は落ち着いて見えますが、背景や照明によっては重く見えることもあります。暗い色を着たい場合は、首元に明るいインナーを入れたり、スカーフやアクセサリーで顔まわりに光を足したりすると、表情がやわらかく見えます。

柄物を選ぶ場合は、大きすぎる柄や細かすぎる柄よりも、写真の中でうるさく見えないものが安心です。迷ったときは、候補を数点持参して写真館で相談すると、背景や照明との相性を見ながら選びやすくなります。

家族写真として一緒に残すと、撮影が前向きな時間になる

遺影写真を一人で撮ることに抵抗がある方は、家族写真として一緒に残す方法もあります。

「遺影を撮る」と聞くと身構えてしまう方でも、「家族で記念写真を撮ろう」と考えると、ずっと自然に受け入れやすくなります。本人だけの写真を撮ったあとに、家族との写真も一緒に撮る。あるいは、最初から家族写真の延長として撮影を予約する。そうすると、撮影当日の空気も明るくなります。

家族写真を撮っておくと、遺影として使う写真とは別に、家族で見返せる思い出も残ります。お子さんやお孫さんと一緒に写る写真、夫婦で並んだ写真、兄弟姉妹で撮る写真などは、後から見たときにその日の会話や雰囲気まで思い出しやすいものです。

生前遺影は、家族に負担をかけないための準備でもありますが、それだけでは少し寂しく聞こえることがあります。家族写真として残すことで、「これからも大切にしたい今を写す時間」として受け止めやすくなります。

小物や趣味の品は、本人らしさをさりげなく伝える

おしゃれな遺影写真にしたいときは、小物を使うのもひとつの方法です。

たとえば、よく身につけている眼鏡、好きなスカーフ、長く使っている帽子、趣味の楽器、絵筆、本、花など。その人らしさが伝わるものを少し取り入れると、写真にあたたかさが生まれます。

ただし、小物をたくさん入れすぎると、写真の主役がわかりにくくなることがあります。遺影写真としても使う可能性があるなら、顔がしっかり見えること、表情が伝わることを優先しましょう。

小物は「何を見せたいか」ではなく、「その人らしさをどう添えるか」と考えると選びやすくなります。いつもの雰囲気を少しだけ引き立てる程度にすると、写真全体が上品にまとまります。

また、趣味のものを入れる場合は、家族と一緒に選ぶのもおすすめです。本人にとって大切なものと、家族が思い出すその人らしさが重なると、写真はより意味のある一枚になります。

写真館で相談すると整えやすいこと

遺影写真をおしゃれに撮りたいときは、写真館で相談しながら進めると安心です。

写真館では、服装や背景だけでなく、姿勢、表情、顔の向き、照明の当たり方まで見ながら撮影できます。同じ服装でも、光の当て方や座り方で印象は大きく変わります。少し肩の力を抜くだけで、表情がやわらかく見えることもあります。

ヘアメイクをお願いできる写真館なら、普段の雰囲気を大きく変えすぎず、写真に写ったときに顔色が明るく見えるよう整えてもらえます。大切なのは、若く見せることだけではありません。今の年齢の魅力を活かしながら、清潔感と自然な明るさを出すことです。

また、写真館では一人写真と家族写真を同じ日に撮れる場合もあります。本人の写真をきちんと残しつつ、家族で笑顔の写真も残せると、撮影そのものが前向きな思い出になります。

撮影前に相談しておきたいことは、次のような内容です。

事前に完璧に決めておかなくても大丈夫です。迷っていることを写真館に伝えるだけでも、当日の準備はぐっと楽になります。

まとめ

遺影写真をおしゃれに撮るために大切なのは、特別な衣装や華やかな演出だけではありません。本人らしい服装、自然な表情、家族との時間、さりげない小物が重なって、「この人らしい」と感じられる一枚になります。

ロクナナハチには、遺影写真の服装、背景、フレーム、飾り方などを詳しく解説した記事もあります。本記事では、その前段階として「どんな雰囲気で残したいか」「家族写真として前向きに撮れるか」を考えることをおすすめします。

暗い準備としてではなく、今の自分らしさを残す記念写真として。生前遺影をそう捉えると、撮影はもっと自然で、家族にとってもあたたかい時間になります。写真館で相談しながら、自分らしくおしゃれな一枚を準備してみてください。